M&Aのメリット・デメリット

◯M&Aとは
事業承継において急務となる後継者探しですが、親族や会社内に適切な後継者が見つからない場合もあります。そういった場面の選択肢として昨今注目されているのがM&Aです。M&AとはMergers(合併) and Acquisitions(買収)の略称であり、企業の合併と買収の双方によって、社外の人間に事業承継を行う方法のことです。本稿ではM&Aを行うとしている社長様の立場から、そのメリット・デメリットを解説いたします。

 

◯M&Aのメリット
M&Aでは企業内に適切な後継者や事業を成長させることのできる人材が存在しない場合でも、事業承継を行うことができます。そのため、後継者問題を確実に解決することができます。
また、買主の企業の経営資本を利用した経営が行われるため、経営が安定しやすくなります。

 

他にも経営者自身のメリットとして売却益の収入が挙げられます。一般的な事業承継方法では、特段収入は発生しませんが、M&Aでは事業自体を他者に売却するため利益が発生します。事業が継続することから、従業員に対する退職金等の補償を行う必要がない点もメリットです。

 

◯M&Aのデメリット
一方で、M&Aにはデメリットも存在します。具体的には社外から経営者や人材を流入させるため、現経営者の承継後における影響力が弱まることや社内における後継者の存在が浸透するまでに時間を要したり、反発が起こるおそれがあることが代表的なデメリットです。

 

他にも、顧客や従業員との関係が悪化するおそれや、現経営者の雰囲気や社風、経営体制に対する好印象がM&Aによって失われる可能性があります。こうしたデメリットを抑えた上でM&Aを行うか否かの判断を行いましょう。

 

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代表税理士 田中 隆資 Takashi Tanaka

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  • 経歴

    昭和62年12月2日生まれ。徳島県出身。

    大阪経済法科大学卒業。

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